お釈迦様のお弟子に、神通力のあるマウドガルヤーナ(日本では、「目蓮」)という人がいました.
ある日、彼は、その神通力で亡くなった母親のその後の様子を見てみました.すると、驚いたことに、彼の母親は餓鬼道に落ちて苦しんでいました…何かを食べようとしても、全て火となって食べることが出来ないのです…
このような母親の逆さ吊りにされた悲惨な苦しみを見て、目蓮は非常に大きなショックを受け、お釈迦様に自分の母親のことを話したのです.
すると、お釈迦様は、目蓮にこのように言いました:「僧たちの雨期の修行期間が明けた7月15日に、僧たちに食べ物などをお布施して、母親の幸せを祈りなさい」
このような故事は、ご先祖様の魂を信じ大事にしてきた日本人の心情によく馴染み、毎年7月15日(或いは、8月15日)に、盂蘭盆会として、ご先祖様の供養を行うようになり、日本の独自の風習として定着するようになったのです.


