『彼岸』とは、本来、「此岸」に対する言葉です.此岸とは、苦しみに満ちた、現世を表わす一方で、彼岸は理想の浄土を表すとされています.此岸にいる人が、特にこの7日間、仏道(大乗仏教の修行徳目である、「六波羅蜜」(注)を実践すること)に励むことによって、彼岸へと渡る努力をしていこう!という尊い意味が込められています.
せめて、お彼岸の期間だけでも、「六波羅蜜」を心がけ、自分の悟りを求めながら、亡くなったご先祖の供養をして過ごしていたものです…
(注)
「六波羅蜜」とは、
1.「布施」:欲を捨て、大事なものを仏や苦しむ人たちに施すこと
2.「持戒」:戒律を守ること
3.「忍辱」:辱めに耐え忍び、怒りにとらわれないこと
4.「精進」:善に向けて努め励むこと
5.「禅定」:心を落ち着かせて、精神統一すること
6.「智慧」:真実をみる目を持つこと
を言い、「波羅蜜」とは、本来、古代インドの『パーラミター』という言葉の音写で、「到彼岸」、つまり、彼岸に渡ることを意味しています.


